なんだこの三流精神科医のブログ記事みたいなタイトル。お恥ずかしい。
まあでもちょっと面白い視点なのでご笑覧ください。
世の中にはとにかく「自信のない人」が結構いると思います。
何を隠そう私自身もどちらかというとそっち側の人間です。
なんと逆説的な話だと思うかもしれませんが、私は「自信がないという状態は論理的にあり得ないのではないか」と思い至りました。
ここで、「自信がない」とは、「何事にも自信がない」とか、「自分は何をやってもうまくいく気がしない」という、「漠然とした自信のなさ」を指すことにします。
しかし、こういった「漠然とした自信のなさ」を抱えている人は、ある一点に関しては絶対的な自信を持っていると言えます。
その一点とは、「自分の判断力」です。より詳しく言えば「自分の精神状態を正確に判断する力」です。
「自信がない」とは、よりくどく考えると「自分の中に何らかの精神状態が生まれ、自分はそれを自信がない状態だと判断した」と言えるのではないでしょうか。
つまり自分(心の動き)に対して何らかの判断を下しているわけです。
しかし、「何事にも自信がない」の「何事」には、(なにせ何事ですから)「自分の判断力」も含まれます。
よって、「何事にも自信がない」ことは、論理的にあり得ないのです。
なんだかこどもだましみたいな背理法ですが、ある程度筋は通っているのではないでしょうか。
「何事にも自信がない」皆さん、今度からは「自分の判断力以外には自信がない」
と表現するようにしましょう!!(おわり!)