きぽん’s Room

kipon氏の日々の進捗を音楽とともに記録していくお部屋です

蒲田前奏曲 初日舞台挨拶 伊藤沙莉さんを初めて生で見た話

蒲田前奏曲 初日舞台挨拶


9/15の先行上映が終わった直後、ビッグニュースが舞い込んできた。
なんと25日の初日舞台挨拶に伊藤沙莉さんが登壇するらしい。
まさかこんなにすぐ沙莉さんの舞台挨拶があるとは思っていなかった私は、予約開始時刻になった瞬間ヒューマントラストシネマのホームページでライブの一般チケット獲得さながらにF5を連打し、喜び勇んでチケットを予約した。
そしていよいよ当日。夢のような記憶がかすかに残るうちに書いておきたい。
映画の感想もアップデートします。
 

待ち時間

早帰りdayだったので16:00に退勤をキメた私は、16:30には会場についていた。開演2時間前。早すぎる。早速チケットを発券して、1Fのカフェでハンバーガーを食べながら前日放送のオズワルドのオールナイトニッポンゼロを爆音で聴く。がんばれ兄ちゃんの話でほっこり、松茸とアワビで爆笑。

 
18:00前くらいに会場に戻るともう結構な人が待機していた。先行上映に比べるとやや女性及び若者が増えた印象だった。男女比6:4くらい?で私より若い方もちらほら。「さっき沙莉ちゃんがロビーにいたらしい」なんて会話を小耳に挟み、おお...そういうもんなのかと思うなど。もっと早く上がってくればよかったと若干の後悔。そういえば先行上映の時も終了後8Fから7Fへエスカレーターを降りて顔をあげた瞬間に松林うららさんがいらっしゃってびっくりしたことを思い出す。
 
18:20に開場。アルコール消毒をしながらいそいそと進み自分の席番号を見つけ、座った瞬間の眺めがこれである。
 
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「やってしまった」と思った。これは近い。近すぎる。スクリーンでけえ。。。
先行上映の時は遥か後方で目を細めながら見ていたので、前列がどれだけ前なのかよくわかっていなかった。そして自分より前には明らかにメディア関係者と思われる方しかいない。まじでこの距離で沙莉さんはじめ出演者の方が見られるのかと胸が高鳴る。自分の胸に手を当ててゆっくり深呼吸すると、息を吐いている間に心拍数がゆっくりになるのが感じられるので落ち着けるという個人的ライフハックでリラックス。そんなことをしている間にあっという間に開始時間になっていた。
 

舞台挨拶

18:30、松林うららさんの挨拶でいよいよスタート。そして出演者の方々のご登壇!振り返って入口付近を見るのだが遠くてよく見えない...まあすぐ目の前にいらっしゃるのだからと心を落ち着ける。福田麻由子さん、伊藤沙莉さん、瀧内公美さん、川添野愛さんの順。皆さんが所定の位置につくと、なんということでしょう!
 
真正面に伊藤沙莉さん。
...え?これは夢ですか?
 
正直本当はガン見したいのだが逆に真正面に入ってしまったが故に不躾にも視線を飛ばしてよいものかとそわそわしてしまい、意味もなく天井を見つめたり1秒間に5回くらいまばたきをしてしまったりしていた。おでこに指をつけられなくなると椅子から立てなくなる現象があるが、まさにそんな感じで背中を椅子にひっつけていた。
実際の沙莉さんは立ち姿も話し方もいつもテレビで見ている雰囲気そのまま、そしてラジオでよく聴いていた声を生で聴ける感動。終始福田麻由子さんとわちゃわちゃしていい感じの雰囲気を醸していらっしゃった。
とにかくずっと夢見心地だった。
というわけで挨拶はよく覚えていない。確かまず瀧内さんが話して、その後福田麻由子さんと沙莉さんで褒めあった後に川添さんに話が振られて「話しずらいんですけど...笑」といった流れだったと思う。これを見て記憶が復活した。


伊藤沙莉、子役時代からの仲・福田麻由子と息ぴったり? お互いの成長に感慨「心底尊敬してる」 映画『蒲田前奏曲』初日舞台あいさつ

そしてフォトセッション。ここで皆さんマスクを外す。前回同様、「目線ください〜」とか「奥のカメラに向かって手を振ってください〜」とかやっている。写真を夢中で撮ってたら左の親指がつった。間を持たせるために沙莉さんがおどけてダブルピースをする一幕も。何にせよ沙莉さんのお顔を拝見できて本当によかった。ただただ感動。
 

映画の感想

ここから改めて映画の感想をつらつらと書いていきます。ネタバレばかりです。
「蒲田哀歌」
二回観てようやくわかったこと。セツ子がカメラを借りて覗きに行った「えいこちゃん」は、セツ子ちゃん自身の子ども。人生で一番怖かったこと「その質問には答えたくありません」は、戦争で自分が死んだ時のこと。自分の理解力のNASAェ...
 
・「呑川ラプソディ」
沙莉さんのインタビューやラジオなどを色々聴いてから再度見ると、帆奈が前回にもまして痛々しく見えてしまった。特にまりっぺの婚約者をガン詰めしている時に聞かれてもないのに自分の話を捲し立てて「こんな私はおかしいっていうの?」とブチギレるシーン。本当に「私の幸せはこれだから」って思えてたら他人の価値観にあえて入っていったり違う価値観をぶつけられて取り乱したりってそこまでしない。反発する帆奈に切なさも感じてしまった。転職して外資系企業に入ったという設定も、どちらかというと新卒で自分が望む会社に入れなかったから頑張りましたといった雰囲気があるし、「私はやれるんだ」って自分にずっと言い聞かせているように感じた。帆奈は「自負」と「不安」で揺れ動く非常に味わい深いキャラクターだと思う。心ぐちゃぐちゃアンビバレントな役の沙莉さん本当に大好き。
個人的な表情注目ポイントは、帆奈の「映画は配信でしか観ない」の顔、まりっぺの「実は...来月結婚します!」の直前の顔、あたりですかね...あと橋を渡る順番もさきがけ帆奈しんがりまりっぺ(with日傘)といった感じで立ち位置出てましたね。マチ子は企画したり雰囲気変えようとしたりバランサー役なんでしょうか。今作の視点となるキャラなので一番観客側に近い存在かも。
でもぶっちゃけよくわからないんです、こういう雰囲気は...結局人から伝え聞いた話だけで自分がその中にいたことがないので。やっぱり女性にしか見えない登場人物の微妙な距離感や表情がありそうですね。
 
・「行き止まりの人々」
名前を忘れられちゃった荒川(柄シャツのカメラマン)、本当に前園真聖さんに似ていらっしゃるなと思っていたのですが、実際に映画監督もやられている二ノ宮隆太郎さんという方でございました。http://dongyu.co.jp/profile/ryutaroninomiya/
最初見た時は荒川みたいにいい感じの人間が本当は一番ヤバい奴でしょと思っていたが、どうもそういうわけではないみたい。だから(いい奴だから)最後に制作中止になってしまうのよね。
 
・「シーカランスどこへ行く」
2回観てよかったな、というかなんとなく掴めてほっとしたと思う作品。特に1回目はよくわからなかった後半部分。のびくん?(眼鏡帽子マン)の台本を持っちゃってるゆるい雰囲気、よかったです。最後にりこさんが「マチ子お姉ちゃんの映画を観て女優さんてすごいと思った」(ざっくり)と言っているのだが、マチ子は「売れない女優」であり、そもそも公開される映画が地方でロードショーされているのか?という疑問や、公開されていたとしてもかなりのちょい役ではないのか?(「すがくん」との共演は死体役でしたよね in呑川ラプソディ)、さらに言えば映画監督があんなに下手に出てくるということはマチ子よりむしろりこさんの方がチカラがある存在なのではないか?など色々な疑問が浮かんできます。
詳しくは渡辺監督のこんなインタビューがありましたので、是非映画を観た後にご覧ください。

【渡辺監督インタビュー】『蒲田前奏曲』第4部「シーカランスどこへ行く」での東京中心主義批判の意図とは | ミルトモ

 
こんな感じで沙莉さんが見られた舞台挨拶も、2度目の映画も、最高でした。
今秋は伊藤沙莉さん出演の映画の公開が数多く控えていますので、楽しみで仕方ありません。最後は「女王の教室」のお二人のお写真で締めたいと思います。本当にありがとうございました!!

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