去る6月20日(日曜日)に吉澤嘉代子さんの日比谷野外音楽堂コンサートに行ってきたので、メモを書いておきたいと思います。
ちゃんとしたレポートはこちらに素晴らしいものがございますのでご覧ください。
0.衣装・ステージ関係
まず目に飛び込んでくるのはステージのド真ん中にある素敵な大きな木でした。
後のMCで判明するのですが吉澤嘉代子さんの好きなものたち(おうちから持ってきたものも色々あるとか)を集めて飾っているそうです。
野音のステージを音楽を作っている箱庭、(嘉代子さんが)安心できる場所…に見立てて、そこにみんなにきてもらう、というコンセプトでした。
ステージは下手側から
ギター:君島大空さん
ベース:伊賀航さん
ドラム:伊藤大地さん
コーラス:加藤哉子さん
バンマス:ゴンドウトモヒコさん
サックス:武嶋聡さん
バイオリン:高原久実さん
キーボード:伊澤一葉さん
素敵な木のためにドラムの伊藤大地さんが見えなかったのだけが心残りでした。。
そして吉澤嘉代子さんの衣装が素晴らしかったです。
革っぽいトップにややダークなピンク系のパステルカラフルなロングスカートの出で立ちで、妖精さんみたいでした。山種美術館の特別展に出展されている西田俊英さんの「華鬘」のよう。太ももが微妙に透けて見えるのにやられてしまいました。今回も「刺繍」でお馴染み田中大資さんのデザインだそうでした。最高。
君島大空さんの髪の毛になんかついてんな?と思ったところ、メンバー皆さんお揃いの髪飾りのようでした。
1.東京絶景
日比谷野音という東京のド真ん中、憧れの場所での1曲目に相応しい曲ですね。同行者である友人も「最初はこの曲をやるんじゃないかと思っていた」とのこと。
そしてウィンディ登場。なんか寝ていたらしい。
2.ユートピア
不協和音からのテンション爆上がり。自然と手拍子が始まります。
お客さんが手を振るのに対して手を振り返す嘉代子さん。
3.月曜日戦争
ユートピアからたたみかけるようにヒット曲。
前回の赤青ツアーで聞けなかったので嬉しい。
4.怪盗メタモルフォーゼ
正直あんまり聴いたことなかった曲。
意外とキメが多くてもっと聞き込んでおけば乗れたのにと思う。
5.鬼
サビのつのつのつのが〜の部分で鬼ダンス。
サザエさんのオープニングのラストみたいな動き(伝わりますでしょうか)をしてステージを回るのが愛らしかったです。
6.恥ずかしい
この曲が選曲されるのは意外でした。サビのドラムが意外な感じのリズムの曲ですよね。
ここで少しMCが入りバンドメンバーの紹介。「さて次の曲!」という掛け声とともに
7.麻婆
またテンション爆上がり曲です。これを聞けたのは一番嬉しかったかな。
やっぱりこういうアンサンブルバンド映えする曲は聞きごたえがありますね。
8.えらばれし子供たちの密話
君島大空さんのギターがカッコ良すぎる。すなっく嘉代子の配信でも思ったのですが、イントロのアルペジオ入りのミュート具合が最高。原曲よりもミュート度合いを高めているのことによってより”密話感”が出ているなと思いました。
9.サービスエリア
この曲のイントロは流石に同期音源を使っていたと思います。
サビのドラムがよりリズミカルになっている印象。こちらもライブ映えしますね。
10.地獄タクシー
キーボード伊澤一葉さんが運転手さん役をやったのが非常に痺れました。
「日比谷の地獄前ですね…」と!あんな低い声出るのだとびっくりしました。
11. ぶらんこ乗り
ここからしばらく嘉代子さんが椅子に座っての歌唱が続きます。
まずはいしいしんじさんの「ぶらんこ乗り」のポエトリーリーディングがありました。
朗読企画たまにやっていらっしゃるようで(去年渋谷でやっていたのはこっそり覗きに行きました)そういう点も含めて集大成だなと感じました。
伊澤さんのアコーディオンが光ります。
12.ルシファー
この曲は穂村弘さんとの共作という意味で外せない曲ですね。
13.刺繍
そこはかとなく優しい曲です。
14.残ってる
定番曲ですね。
15.movie
打ち込みのドラムをバンマスのゴンドウさん、そしてコーラスのカナコさんまでやられていたのがすごいなと思いました。アンコールのMCで嘉代子さんが「野音は神聖な場所なので音源をできるだけ使わず再現したい」とおっしゃっていて、なるほど。。と思いました。
16.泣き虫ジュゴン
こちらもゴンドウさん、カナコさんが打ち込みのドラムを完全生再現。
伊藤さん泣きのドラムだなと思いました。
17.ストッキング
ゴールドのギターがかっこいい。こちらもアンサンブルが映える曲です。
18.ものがたりは今日はじまるの
アンコール前ラストの曲。
嘉代子さんが歌手を目指すきっかけとなった人物、サンボマスター山口隆さんが作詞・作曲された名曲です。
ドラムのアレンジがめちゃくちゃ良かったです。スネアの拍が1〜4拍目ではなく2・4拍目になっていてノリの良さが極まっていました。
サビの5小節目?でダダダダーンタンタラ×2となっていたのが結構かっこ良かったです。
ラスサビでは普通に戻っていたのも良かったです。
En-1.みどりの月
衣装チェンジ
改めて野音への思いを告白。ウィンディが相槌すら打てないくらいのマシンガントークで話す嘉代子さん。台本と違うことやっちゃったと可愛らしい嘉代子さん。
そして「やりたいことがある!」とまさかの観客席、野音のド真ん中へ移動。
そしてそこで未公開曲を新しいギターとともに歌います。
照明は緑に、ギターの色も緑です。
観客席に移動するときに絶妙にウィンディと会話が噛み合っていなかったのが面白かったです。光で見えないってウィンディは言っていたけど、天の声さんのいる場所が観客席を見通せない場所なのかなと勝手に思っておりました。
ここでメンバー紹介。各人の夢を発表。
観客席から嘉代子さんが帰るので、ウィンディが間を持たせるために台本を進行させます。
まずはギターの君島さんから。
ギター:君島さん
この声で聞こえてるんですかね。。と気にする。会場笑。夢は「鎌倉に犬と住みたい」と考えたが、違うかなと思って…「生涯現役」ちょうど戻ってきた嘉代子さんに対してウィンディ「君島さんは生涯現役です!」(断定)
ベース:伊賀さん
めちゃくちゃ声が素敵。夢は「音楽以外のことで(ここ何回も言ってめちゃくちゃ強調していた)世界的に有名になりたい」例えばゴミを拾ってる人…嘉代子さんから「こんな野心家だったんですね!」との声に、10年以上の付き合いのドラムの伊藤さんも「初めて知りました…」とのこと。
ドラム:伊藤さん
夢は「松井秀喜のように、場外…じゃないけど、看板直撃ホームランが打ちたい」気持ち良いですねと感心する嘉代子さん、そして伊藤さん「伊賀さんはその横でゴミ拾ってます」で会場爆笑。
コーラス:カナコさん
夢は「世界一のたまご料理が食べたい…ささやかなというか大胆な?世界一ですからね。。」「でもその料理は卵そのものになるような気がしていて。。」
キーボード:伊澤さん
運転手さん役で悩んだとのお話。嘉代子さん曰く、日比谷の地獄前ですねの「地獄前ですね」でボリュームを上げるのが正しいとのこと。夢は「死ぬときに良い人生だったなと思えるような人生、そうなれるように生きようという…」普通に発想が東京事変じゃん(?)、伊澤さんが言うと重いなと思いました。
バイオリン:高原さん
リハのときはぼかして言ったとのことですが、夢の「おうちが数カ所に欲しい」というのは家賃収入のことだそうです。…いいよね不労所得!
サックス:武嶋さん
夢は「吉澤嘉代子さんの日比谷野音でやるという夢に重ね合わせて自分がどこでやりたいか考えると、カーネギーホールでやりたい!…でも家賃収入も良いなと思いました。」恥ずかしそうに以上!とおっしゃったのが印象的でした。
バンマス:ゴンドウさん
夢は「このメンバーで武道館やりたい、まあメンバー全員変わってるかもだけど…」
…こんな感じで茶目っ気たっぷりなバンドメンバーのみなさんでした!
留学中の弓木英梨乃さんが見れなかったのが残念。。
En-2.雪
これにて終了でした!