きぽん’s Room

kipon氏の日々の進捗を音楽とともに記録していくお部屋です

20210821 The Floater 初ライブ記録@下北沢近松

8/21(土)のお昼にThe Floaterとして下北沢近松さんでライブをさせていただきました。忘れないうちに色々と書いておきたいと思います。


前日、前々日と夜遅くまで練習をしていたのでコンディション的には微妙。なんとか9:30の入りに間に合うように下北沢の駅に着く。京王線から南西口の方へ出るには下北エキウエを通らないといけないのでやや手間取る。

事前に当会場でのライブを1人で観に行って下見をしておいたので道のりは迷わず。(その時はTTUDを見に行きました)

近松さんは上層階は普通に商業施設になっている珍しい構造のライブハウス。入口が地下になっているので階段を降りて入る。

会場の雰囲気も当然お客として観に行った時と同じで個人的には安心感がある。PAや照明の準備をされている方も前回一方的にお見かけした方なので私は心の準備ができている。しかしよく考えれば自分以外のメンバーにとっては初めての会場であった。

会場入りしたらまず検温、そして体調チェックシートに記入。また、PAと照明の依頼を書いた紙を記入して提出する。セットリストはこんな感じ。

・セッション(オリジナル)

・若者のすべて(ハヌマーン)

・14Souls(ART-SCHOOL)

〜MC(フロントマンより)〜

・Lucky(スーパーカー)

・東京(きのこ帝国)

〜MC(私より)〜

・ハンナ(オリジナル)

この紙を見るのは高校の卒業ライブ以来かもしれない。そしてチケット取り置きリストも記入するのだが、これはメンバーに事前にスプレッドシートに書いてもらったものを昨日ちゃあんと印刷しておきました。準備って大切。

そんなことをしていると共演バンドの皆様もご到着。書き物がある旨他のバンドの方にお伝えしていたのでなんか私もライブハウスの人みたいになってました。

10:00頃、出順が最後の我々からリハーサル開始。まずはドラムからバスドラ、スネアなどそれぞれの単体の音出し。そしてマイクのテスト。ギターはエフェクトを全種類出すようにご指示があった。ちゃんとしている。あれ、学生時代もこんな感じでやってたっけ?なんかもっと大雑把にやっていたような気が。

一通りパートごとの音出しが終わると、じゃあなんか全体的に演奏してください、となる。これも前日にリハで何やるか決めていたのでスムーズにできた。予定通りセッション〜若者のすべて(1サビまで)、東京(1サビ〜間奏)をやってみる。ベースボーカルの声のバランスがポイントだったので、Lucky(1サビ)も。それから私が歌うオリジナル曲の「ハンナ」は短めなので2分半のフル尺で。返し(=演者に聞こえる音のことです。ライブハウスだとイヤモニはなく演者の下にスピーカーがついていてバンドの音が聞こえるようになっています。これもPAさんが調整してくださいます)の音量を調整したり、適宜フロントマンがフロアに降りて外音(実際お客さんに聞こえる音)を聴きに行ったりして音のバランスを整えてゆく。特にボーカルの音が聴こえないのが一番悲しいパターンだという話を昨日していたので念入りに確認。最後に少し14Soulsをやって終了。良い感じだった。最後に「アンプの設定の写真を撮っておいてください」とスタッフの方からガイダンスがあり、おおさすがだなあと思って写真を撮る。JC120の設定はこんな感じに落ち着いた。Input: Low, Treble: 4, Middle: 4, Bass: 3

10:30にリハ終了。12:00の開場までは共演バンドのリハーサルを聴いたり、ドンキでおにぎりを買って腹ごしらえをしたり。他のバンドの皆さんもかっこいい音を出していらっしゃっていて、自然と体が動く。ここの時間が結構あった。

開場直前に荷物を楽屋に移動させる。開場すると早速バンドメンバーの友人が入ってくる。少し会話の輪に混ぜてもらう。新しい人と喋るのは新鮮な感覚があって良い。

我が職場の先輩後輩もいらっしゃった。オリジナル曲「ハンナ」の題材にした映画「蒲田前奏曲」(第2編の「呑川ラプソディ」で伊藤沙莉さん演じる帆奈というキャラクターがモデルです)にちなんだTシャツ(つまり蒲田温泉のTシャツです、しかも蒲田マチ子と同じ臙脂色)を着てきてくださった方もいて感動した。ガチ勢だった。なぜ写真を撮るのを忘れてしまったのだろう。結構このあたりはお喋りしているうちにスッと時間が過ぎていき、あっという間に開演時間に。トップバッターの演奏が終わったら準備のため楽屋へ。

楽屋はあまりスペースがないので外の喫煙所のスペースで待機する。みんないよいよ緊張してきた様子だ。ふと上を見上げると、階段からまた1人先輩が降りてくるのが見えた。そのまま少し談笑。バンドを組んだ経緯や今日やる曲を話しているうちに緊張も紛れた。

2バンド目が終わり、自分たちの番に。機材を持って入ると、少し後ろのほうに来てくれた方々の姿が見える。と言いつつも、このご時世なのでステージとフロアの間を巨大なアクリル板が隔てており、そのアクリル板に自分たちの姿が反射するせいでみなさんの顔まではそんなによく見えない。人の顔を見ると緊張するので、これは逆に良かったと思う。

準備もささっと終わり、定刻の13:40までは確か7分くらいあった気がするが前倒して始めることになった。

自作のセッションはラストのキメがやや課題だったが本番でも持ち堪えて若者のすべてへ。イントロはギターとベースの入りでやや緊張するがしっかり決められた。あとで映像を見直したが原曲にはないコーラスの追加もそこそこ上手く行っていたと思う。そして私が予々切望していた若者のすべて〜14Soulsへのゼロ秒つなぎもしっかり決まった。14Soulsは大学1年生の春学期にめちゃくちゃ聴いていたのでこの曲を下北沢でバンドでやれるのはとても嬉しい。SHELTERにART-SCHOOLときのこ帝国の2マンを観に行ったのも多分同じ頃だったと思う。

フロントマンのMCを挟んでLucky〜東京とミドルテンポの曲。自分のギターは少し間違えたが全体としてのまとまりが良かったと思う。東京の自分のコーラスがいまいちだったのでお歌の練習をしたい。リハの甲斐もありメインボーカルが映える。

ラストはオリジナル曲を作った私からちょこっとご挨拶をしてハンナへ。ここで曲名をしっかり言えば良かったと後悔している。流れの中の条件反射でMCのセリフを定着させてしまっていたので、曲名を盛り込む修正が効かなかった。

ハンナはバンドとしては良かったが私の歌がやや厳しかった。そもそもこの曲自体が最低音〜最高音まで2オクターブある音域の広い曲ということもあり、ピッチが安定していなかった。しかしまあそんなことはどうでもよくなるくらい「オリジナル曲をライブハウスでギターボーカルとして演奏する」ことが楽しかった。

これにて終了。総じてみれば個人的には思いのほか時間はゆっくり過ぎたし、楽しくやれたと思う。学生時代は自分の演奏に精一杯で余裕がなかったが、今回は気持ちに余裕を持って演奏することができた。要因としては、

・ライブハウスの下見などしっかり準備をした

・共演バンドがすべて初対面だったことで逆に居場所のなさを感じずに済んだ

・自分が本当に好きな曲を演奏することができた、テクニカルな曲が少なかった

・音作りが安定していた(G1X FourとJCM120の組み合わせがめちゃくちゃ良い)

・去年ユニゾンのバンドオフ会に参加してツイキャスの配信でギターボーカルをやり、経験を積めていた

このあたりが大きいと思う。そしてメンバーに感謝。

帰りは下北沢ならではのスープカレーを食べました。1辛でもそこそこ辛かったです。おしまい。