今日は久々に音楽のエントリです。僕が大学時代に聞いてよかったバンドとかをつらつら貼っていきます。今回はそこそこ有名編。音楽雑誌でもちゃんと特集されるレベルの方々です。
前提
僕は新卒一年目なんですが、だいたいこんくらいの歳の人で音楽をある程度嗜む人って通る王道ルートは決まってて
①Mステ出てるくらい有名なアーティスト
ex) ミスチル、ポルノグラフィティ、YUI、いきものがかりetc...
②活動歴が長く有名なロキノン系
ex) BUMP、アジカン、RADWIMPS、エルレ etc...
と、ここまではおそらく誰もが通る道で、
③-a もうちょいマイナーなロキノン
(今ならフレデリックとかヤバTとかになるのかな)
③-b もうちょい古い(解散した)ロキノン
ex) ミッシェル、BJC、ナンバガ、ゆらゆら帝国 etc...
③-c 洋楽
ex) レッチリ、ニルヴァーナ、レディオヘッド etc...
と分かれていきます。まあ人によって途中でアニソンが入ったりエレクトロいったりするんですけどだいたいこんなもんでしょう。
あと多分②は①をバカにしてて、③-aは②をバカにしてて(一周回って①は許している。③-aの世界ではマイナーなほど偉い。)、③-bは③-aをバカにしてて(③-bの世界では古いほど偉い。)、③-cは②、③-a、③-bをまとめてバカにしている(③-cからすると、邦楽聞くことそのものがダサい。)傾向にあるけれど、まあみんな同じ穴の狢です。
ほんで何が言いたいかといいますと、上記の①、②に当てはまるアーティストないしバンドについては省略して、③あたりから書いていきますよというお話です。今これ書いてて、よくある「謎の音楽ヒエラルキー」についてもちゃんと書いてみたくなりました。
ではいきます!
andymori
正直これは外せません。若者のありあまるエネルギーと空回りしてしまう感の両面を感じることができます。最初のうちはアップテンポの曲に魅力を感じますが、何回もアルバムを聞いていくとスローな曲の良さがどんどんわかってくるタイプのバンドです。
どこか諦めてるんだけれど完全に諦め切れているわけではない、ってバンドだと思います。
フジファブリック
フジファブリックを最初に聞いたのは高校1年生の時だったんですが、まだその時はこのバンドの良さはわかりませんでした。大学に入ってなんども繰り返し聞くようになり、うわめっちゃ綺麗な音と歌詞だなと感動しましたね。andymoriが荒削りの切なさなのに対し、フジファブリックはさらに大人っぽい切なさを醸し出してるなあと思います...
ART-SCHOOL
ここから賛否両論あるバンドが続きます。まずはART-SCHOOL。歌詞に「子宮」という言葉を使いまくるために「子宮に帰りたいおじさん」とも揶揄されるギターボーカルの木下理樹率いるバンドです。この曲を聞いて皆さん何か気づいたことはありませんか?
...そう、歌が、ヘタだ。。。
こういう声を受け付けない人も沢山いると思います。声出てないこと多いし。歌詞もキツいの多いし。
それでも僕がこのバンドが好きなのは、身を削って音楽やってる感がめちゃくちゃ伝わるからです。andymoriも身を削ってる感ありますが、アートは心の闇にこれでもかと向き合っている感じがします。あとはギターの音が綺麗(中期以降)なのと、構成がいい意味でワンパターンなのでハズレ曲がないのも好きなポイントです。
モーモールルギャバン
お次は自称「J-POPテロリスト」を標榜する(最近は言ってない気がするけど)ゲテモノイロモノバンド、モーモールルギャバン。上下のサムネイルを見てもお分りいただけると思いますが、肌色部分が、多い... ちなみにドラムボーカル(男)がパンイチでやっているのがその理由です。ライブではパンツを投げます。
そんなふざけたバンドですが、「泣きのメロディ」は一級品です。特に「裸族」の1:53〜注目して聞いて見てください。最初の軽いイントロ、Aメロとは打って変わって哀愁が漂ってきます。モールルを聞くといつもお家に帰りたくなります。
The Birthday
1990年代に大活躍したバンドであるミッシェルガンエレファントのボーカル、チバユウスケを中心に結成されたThe birthday。ミッシェル時代の勢いとキレッキレのリフはそのままに、メロディアスな楽曲が増えているのが魅力です。
まとめ なぜ「大学時代」か?
ここまで5つのバンドを紹介してきました。これらのバンドに共通するのは「ちょっとした切なさ」だと思います。僕がたまたま大学時代に聞いてきたという思い出バイアスは多分にありますが、それを抜きにしても大学くらいの年代の人に最もよく響くバンドたちではないでしょうか。部活に受験に文化祭にと、何もしなくても追われるようにイベントがやってきた高校時代から、自分で何かをやらなければ何もない大学時代へ。
友達の結びつきも流動的で、なんとなく自分自身に安定しない感覚がある大学時代ならでは「ちょっと切ない」ロックの楽曲たち。ぜひお楽しみください。